①2011年3月に発生した東日本大震災では、化学プロセス産業においても多くの設備、プラントなどがダメージを受け、日常の安全管理活動だけでなく、緊急時の防災・減災対策の重要性が改めて認識されるようになった。安全技術としては,事故事例を教訓とした安全対策のあり方,事故の未然防止及び被害拡大防止を目的としたリスクマネジメントのあり方や安全管理システムの見直しなどに関する議論が行われている。 Mary Kay O'Connor Process Safety Center International Symposium(2011.10.25-27、 Texas、 USA)が、"Beyond Regulatory Compliance; Making Safety Second Nature"をシンポジウムテーマとして開催されている[1]。Risk Assessment/LOPA、Process Management for Safety、Consequence Analysisに関する多くの研究発表が為されるとともに、安全管理システム(PSM;Process Safety Management)のパフォーマンスを評価するためのメトリックスのあり方に関する発表も行われている。 [1] Mary Kay O'Connor Process safety Center 2011 International Symposium、 http://psc.tamu.edu/symposia/2011