2022年8月5日(金)web HAZOPとLOPA修得セミナー開催概要

日  時2022年8月5日(金) 13:30 から 16:40
開催場所web上(Teams)
開催概要防護層解析 (Layer of Protection Analysis :LOPA)は、米国化学工業協会(AIChE)が設立した化学プロセス安全センター(CCPS)が考案した手法である。
一つのリスク低減措置を独立防護層 (Independent Protection Layer, IPL)とし、IPLが突破される確率の積から結果 (火災、爆発 等)の発生頻度[ /y]を求め、残存リスクをALARPするための追加のリスク低減措置を決定するとして用いられます。
例えば、オランダでは主にBowTie Analysis、アメリカでは主にHAZOPによって事故シナリオを洗い出した後、特に被害が大きいシナリオはLOPAに進み、予め定められた残存リスクの許容レベルを満たすのに必要なIPLの追加、トリップシステムのSIL(安全度水準)を決定する事が行われています。
このような欧米の取組みを参考にして、昭和四日市石油(株)では2010年に初めてLOPAを実施し、現在ではHAZOPとLOPAを組み合わせて実施しています。
近年、日本でもLOPAを実施している企業が増えてきたものの、LOPAの経験が無い企業や事業所にとっては、いまだにLOPAとは何か、なぜそれが重要なのかが分かってもらえず苦労していると言う意見が多く寄せられています。
LOPAの必要性が知られるようになるとともに関係者の関心が高まり、一度試しにLOPAを行ってみたいという方、演習でHAZOPとLOPAを組み合わせて行ってみたいという希望が数多く寄せられるようになりました。
このセミナーは、そのようなご要望にお応えするため、プロセス安全マネジメント及びリスクアセスメント/Process Hazard Analysisの先駆的活動を知っていただき産業界全体のレベルアップを目的として、(公社)化学工学会 安全部会が企画・実施する試みです。
対象製造部門、工務部門、環境安全を問わず下記の方
1)HAZOPとLOPAを組み合わせたPHAを修得したい方
2)HAZOPとLOPAを組み合わせたPHAを社内に普及させたい方
3)HAZOP, BowTie, LOPA,多重防護層を深く理解したい方
4)追加リスク低減措置の優先度を決定し、安全投資予算化の実務に従事している方
5)プロセス安全管理の重要性を教える指導的立場の方
内容1)プロセス安全とは何か
2)HAZOPとLOPAを組み合わせた手法を知る
3)模擬の化学プロセス装置を題材(当日プロセスの説明をします)にし、講師、事務局、書記4名がTeams上でHAZOP/LOPA演習を解説しながら、実施しますので、見学していただきます。
※演習は、ワークシート作り/事故発生頻度計算に要する時間を短縮して討議時間をできるだけ多く確保するため、書記役はパソコンで、PHA実施支援ソフトウェア(PHA-Pro)に入力していく。
質問はその都度できる。
4) リスクアセスメントの中でリスク低減のPDCAに必要な事は何か

内容と発表者は予告なく変更される場合がありますが、ご承知おきください。 ※詳しい内容については上記のPDFをご覧ください
Web講義開催日2022年8月5日(金) 13:30から16:40
Microsoft Teamsで開催
最初の1時間でLOPAの基礎の説明
残る時間で、LOPAの例示講座
お申込み受付後、主催者が7月26日午後そのTeamsURLをメールで連絡します
講師田邊卓也氏(昭和四日市石油 )
募集人数50名
受講料15,000円(税別)、事前振込。
お申し込み後、請求書と定常HAZOP及び手順HAZOP演習用にプロセス説明とP&Iを送付します。
受講票の送付はございません。
申込方法以下の申込ボタンからご参加登録ください
お問合せ先お問い合わせは応募フォームのみでお電話では受け付けておりませんのでご了承ください。
安全部会事務局(下記からメールフォームによりご送信ください)