1.設立経緯

1993年「安全分科会」が発足、委員長平野敏右先生
(当時東京大学大学院教授,元千葉科学大学学長)
1995年「安全委員会」と改名
2001年5月15日部会制度実施に伴い安全部会となり現在に至る。

化学工学会安全委員会の活動は官庁、関係団体からも評価され、調査研究を受託するようになった。
主なものとして、以下3件の受託調査研究がある。

1. 化学プラントの安全性の事前評価方法に関する調査研究(労働省委託)

1996-2001

【 労働省受託研究報告 1996年~1997年 】

  • 1996年 「化学プラントの安全性の事前評価手法」
    • ・労働省アセスメントの手法や現状の問題点の抽出
    • ・安全性評価システムの国際的な方向性と評価方法
  • 1997年 「化学プラントの安全性の事前評価手法」
    • ・労働省アセスメントの見直し
    • ・フレームワークの見直し
    • ・評価手法や評価項目及びデータ等の見直し

2. 製油所の総合的安全技術の整備と体系化に関する調査

  • 製油所の総合的安全技術の整備と体系化に関する調査報告
    日本及び欧米の安全管理システムの調査(1998年)
  • 製油所の総合的安全技術の整備と体系化に関する調査報告
    「安全管理システムのフレームワークの構築」の提案(1999年)

3. 社会技術研究システムからの委託調査

2001年12月、日本原子力研究所社会技術研究システムから「化学プロセス施設における安全管理に用いる安全性評価方法、解析手法等に関する調査」の委託

  • 社会的合意形成のための安全管理に用いる安全性評価方法・解析手法に関する調査
  • 事故事例などのデータベースおよびその運用状況に関する調査
  • 社会的合意形成に関する制度・方法・コミュニケーション手段等の調査

2.安全部会の活動

部会として活動するにあたり次の3本柱を主軸に部会運営を行っている。

  • 1. 安全技術の研究とその成果の普及(ワーキンググループ、分科会活動)
  • 2. 安全思想の啓蒙普及(講演会の定期及び適宜開催)
  • 3. 安全技術者生涯教育

3.ワーキンググループ(WG)活動

【 テクニカルレポート 】

  • 1. TN28 化学プラントの安全性評価はどうあるべきか ― 各企業の現状と今後の課題 ―
    「安全性評価手法開発WG」(第1WG) 1994年10月5日
  • 2. TN29 これからの安全技術伝承法はどうあるべきか ― 各企業の実態を探る ―
    「安全技術伝承法WG」(第2WG) 1994年10月5日
  • 3. TN33 化学プラントの"省人化・無人化"の方向を探る ― 安全対策の視点から ―
    「無人化設備安全対策WG」(第3WG) 1995年7月20日
  • 4. TN34 プロセスプラントの安全性評価手法の一提案 ― 気付きを促すシステムの標準化をめざして ―
    「安全性評価手法開発WG」(第1WG) 1996年10月15日
  • 5. TN35 化学プラントの"省人化・無人化''の安全対策 ― 総合安全管理システムの提案 ―
    「無人化設備安全対策WG」(第3WG) 1997年2月7日
  • 6. TN36 化学物質安全情報の活用のために ― 情報検索の手引き ―
    「プロセス安全のための物質情報調査WG」(第4WG) 1998年6月5日
  • 45まであります(準備中)

4.イベント活動

シンポジウム

2012年9月19日会場:東北大学 
2011年9月15日会場:名古屋工業大学
2010年9月7日会場:同志社大学
2009年9月17日会場:広島大学
2008年9月24日会場:東北大学
2007年9月13日会場:北海道大学
2006年9月16日会場:岡山大学
2005年9月14日会場:東北大学

安全セミナー

2012年2月26日~28日第18回 会場:イノベーションセンター
2011年2月26日~28日第17回 会場:イノベーションセンター
2010年2月26日~28日第16回 会場:イノベーションセンター
2009年2月26日~28日第15回 会場:イノベーションセンター
2008年6月26日~28日第14回 会場:イノベーションセンター
2007年12月14日~16日第11回 会場:イノベーションセンター
2007年6月21日~23日第10回 会場:イノベーションセンター
2006年1月19日~21日第9回 会場:鹿島共同施設(株)
2005年6月23日~25日第8回 会場:住友化学参宮寮
2004年12月2日~4日第7回 会場:住友化学参宮寮
2004年7月1日~3日第6回 会場:新日鉄代々木研修センター
2003年11月27日~29日第5回 会場:新日鉄代々木研修センター
2003年7月3日~5日第4回 会場:新日鉄代々木研修センター
2002年6月27日~29日第3回 会場:新日鉄代々木研修センター
2001年6月28日~30日第2回 会場:つくばクリエイションセンター
2000年12月7日~9日第1回 会場:つくばクリエイションセンター

安全講演会

2012年11月テーマ:プロセス安全から見た安全文化
2011年11月テーマ:今後のプロセス安全(過去の知見・今回の大震災を踏まえて)
2010年11月テーマ:ヒューマンファクターの本質を探る(労働災害の撲滅に向けて)
2009年11月テーマ:変更管理は如何にあるべきか
2008年11月テーマ:事故・トラブルに学ぶ
2007年11月テーマ:安全の危機管理の創造に向けて
2005年10月テーマ:安全・安定化運転のための設備管理
2004年2月テーマ:産業事故とリスクコミュニケーション
2004年2月テーマ:安全と技術情報
2003年10月テーマ:伝承すべき安全技術の考え方を探る
2003年2月テーマ:リスクマネジメントのあり方を探る(大阪)
2002年9月テーマ:リスクマネジメントのあり方を探る(東京)
2002年2月テーマ:プラントの安全確保に向けて(大阪)
2001年12月テーマ:プラントの安全確保に向けて(東京)

安全サロン

2012年12月12日横浜国大 熊崎美枝子氏化学産業の安全文化
2013年3月13日旭硝子 南川忠男氏気付きを促進する演習を活用した教育の推進
2013年6月20日大坂システム計画 大坂宏氏プロセス安全を支えるシステム化の動向について  海外の動向を中心に
2013年11月28日三菱化学 宇野研一氏プロセス安全のネットワークを広げよう
CCPSの活動紹介
2014年2月20日昭和電工 木村真氏原理原則に基づく化学プラントの安全化の提案
2014年7月30日社会安全研究所 山出康世氏現場保安力の維持・向上について
2014年12月10日新日鉄住金 朱宮徹氏新日鉄住金の安全管理
2015年4月6日失敗学会副理事長 飯野謙次氏失敗事例情報創造的活用方策の提言と今後の展開
2015年7月15日東工大 渕野哲郎氏Incident Investigation"課題とアプローチ
---安全部会新WG設立に向けて---
2015年10月8日出光興産㈱ 大熊孝佳氏11th GCPS出席報告 会議の模様について
2015年12月22日JXエンジニアリング 渡辺要氏製造事業所での苦い経験から
―教育不足で学んだこと―
2016年2月8日JALエンジニアリング 高橋健氏JAL啓発センターの見学
2016年6月21日化学工学会安全部会 井内氏現場保安チェックポイント集の紹介
2016年12月5日産総研人工知能研究センター 
副センター長 本村陽一氏
人工知能はここまでできる安全管理

その他の講演会、講習会

2012年10月(1日間)化学工学の進歩講習会「安全を守るために」(東海支部、安全部会共催)
2012年6月(2日間)事故分析手法PFAセミナー(安全工学会、安全部会、火薬学会 共催)
2012年2月(2日間)「設備保全業務の『見える化』とその応用」講習会
(関東支部、安全部会共催)
2011年5月「広島地区安全講演会安全管理業務の見える化」
(中国四国支部、安全部会共催)

【 変更管理セミナー(人材育成センター 安全部会共催) 】

2002年6月27日~29日第3回 新日鉄代々木研修センター
2001年6月28日~30日第2回 つくばクリエイションセンター
2000年12月7日~9日第1回 つくばクリエイションセンター

【 化学物質安全セミナー(人材育成センター 安全部会共催) 】

2001年10月25日~27日第1回 つくばクリエイションセンター