開催日時

2023年2月17日(金) 13:30~17:00 (13:10から入室可能、13:25まで入室)

主催

公益社団法人化学工学会安全部会

概要

ヒューマンファクターは、人が如何に、そして何故行動するのかを理解し、ヒューマンパフォーマンスを維持するために、製造において人が何をすべきかを定義したうえで、どのようにプロセス、プラント、運転、設備管理を設計し、それによりどのようにヒューマンパフォーマンスを支援すればよいかを明らかにすることを目的としている。本講演会では、人の行動原理に基づき、如何にヒューマンエラーによるリスクを最小化するか検討したうえで、本質的により安全な化学プロセス(ISCP:Inherently Safer Chemical Process)の概念に基づくライフサイクル安全の中で「ヒューマンファクター」として何をすべきか、「ヒューマンパフォーマンス」を向上するためのプロセス・プラントエンジニアリングとは何か、そして「ヒューマンパフォーマンス」を支えるためのシステム技術(支援環境)の在り方について議論を行う。

プログラム
1 趣旨説明(13:30-13:50)東京工業大学 渕野 哲郎 氏

SB 事故報告、CCPS コンセプトブック/ガイドライン/ガイドブックの出版の流れ、
化学工学会旧安全委員会第3WG から安全部会WG の活動の流れから、「ヒューマン
ファクター」の議論に至る経緯を述べ、本講演会及び講演構成の意図を述べる。
2 講演(13:50-17:00)(1講演あたり40 分、講演時間は質疑応答5 分を含む)
2-1) (13:50-14:30)「人間工学から考えるヒューマンエラー防止対策」(仮題)労働安全衛生総合研究所 高橋 明子 氏

(概要) 講演者が実施した研究などを基に、心理学や人間工学の観点から人間の特性
やヒューマンエラー防止対策について紹介する。
2-2) (14:30-15:10)「ISCP(inherently Safer Chemical Processes)におけるヒューマンファクターとCCPS “Human Factor Handbook for Process Plant Operations”の概要」東京工業大学 渕野 哲郎 氏
(概要)
【休憩(15:10-15:20)(10分間)】
2-3) (15:20-16:00)「プラントエンジニアリングにおけるリスク評価とヒューマンファクター」千代田化工建設㈱ 上田 邦治 氏
(概要)HAZOPなどの危険源特定・リスク評価において、通常、取り上げられる ヒューマンエラーを述べ、その上で、取り上げ難いヒューマンエラーの例を今後の課題として紹介する。また、大気拡散、火災、・爆発の影響評価に使用する計算モデルに関して計算者が勘違いしやすい点などを紹介する。
2-4) (16:00-16:40) 「『ヒューマンパフォーマンス』の価値をデジタルで解き放つ」Hexagon 大坂 宏 氏
(概要)製造業のプロセス安全管理領域においてもデジタル技術の適用が進んでいる。プロセス安全情報、運転手順、工事許可等を対象に最新のヒューマンパフォーマンス向上ソリューションを紹介する。
3 総合討論 (16:40-17:00)

開催形式

Teamsを使用してのonline形式です。入室URLおよび予稿集ダウンロードURLは開催3日前(2月14日)13:30ころにお申込者あて送信します。 入室時はマイク、カメラともに切断した状態での入室にご協力ください。

募集人数

80 名

参加費

安全部会会員 安全工学会会員:税込み8,000円(予稿集代を含む)

申込方法

2月10日17時 までに下記申込フォームよりお申込み下さい。

支払方法

お申し込みを確認後、請求書を送付いたします。 特段のご希望がなければPDFにて請求書を送付いたします。