ノンテクニカルスキル教育のコンテンツ紹介教室(web)
開催概要
「ノンテクニカルスキル(NTS)」とは、テクニカルスキルを補って完全なものとし、安全かつ効率的な業務の遂行に寄与するスキルを言います。このスキルは、状況認識、コミュニケーション、リーダーシップ、言い出す勇気、声かけ、振り返り、権威勾配の克服などにより構成され、ヒューマンファクターに係るエラーを防止し、安全を確保していくための現場(指示する方も)がもつべきスキルということができます。近年、その教育には視覚効果があり、受講者が腹落ちしやすい教材が求められています。
その主な教材をインストラクターが受講され、ご自身の事業所で使用できることを目的でそのコンテンツ紹介教室を開催します。企業特設講座的に個別企業の要請で個別企業の指定時間にOnlineで開催する化学工学会安全部会が企画・実施する教室です。
- 教室単独でのお申込みになります。受講を希望する教室のみの受講です。
- 受講後に請求書を送付し、事後銀行振り込みとなります。
- 請求書は受講後PDFのみにて発送します。
教室の種類
各教室お申込み受付け中です。
教室共通の要領
受講日
発注者と打合せして発注者の希望日に実施
受講形態
TeamsかZoomで実施(発注者の希望アプリで対応)
企業特設教室となります。
※但し教室8は別記
受講料金
1回あたり 35,000円(税別)
10名以上はひとりにつき 3,500円の追加
※但し教室8は別記
受講時間
概ね70分間から80分間
質疑応答は自由
受領できるもの
教室で使用されたパワポの電子版(PW付き)
教室で使用された記入用紙類の電子版など
事前準備
必要な演習記入用紙。
記入用紙は開催1週間前に主催者が発注の代表者に電子メールで送付します。
参加者はそれを印刷して演習を実施します。
各教室の内容
教室1:とっさの行動を防ごう!
近年、新入社員の割合が多く、入社5年未満の方々の労災を含むトラブルが増加する傾向になってきた。若年層特有の行動・言動特性を事業所は認識し、その特性が発現しにくにように教育する需要が発生してきた。
そのためには脳の発達の過程を理解し、若年層にそのことを伝えることが必要である。それを認識してもらうために、あなたならどうする演習の形式でとっさの行動をとったことが原因の事故を題材に3人一組で意見交換し、その防止策についても話し合う。
とっさの行動を抑制することを気付いてもらう。既にこの教室を実施した事業所の成果についても語られる。
所要:70分
- 入社5年未満教育の意義(5分)
- 人間の脳の発達の特徴の説明(10分)
- とっさの行動を起こす原因(5分)
- とっさの行動を防ぐ「あなたならどうする演習」2題(20分)
- とっさの行動特性評価1
- あなたの陥りやすいマイナス感情は何?(15分)
- あなたの陥りやすいマイナス反応は何?(15分)
- まとめ
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
- 行動特性の自己判定用紙エクセルの電子版
- あなたならどうする演習の回答用紙の電子版
教室1 受講者の声💬 こちらをクリック!
- 具体的な事例を学ぶことができ、安全活動を進めるための具体的なイメージができました。若年層の話などは、過去の弊社で起こった災害の要因の一つとして腹落ちしました。従業員各自の危険感受性、危険敢行性を自覚してもらい、安全教育や対策を進めたいと思います。(2023年8月 I氏)
- ①25-30歳にならないと脳が成熟しない=若い人が労働災害を起こしやすい科学的な理由が存在②労働災害の発生時間帯は昼食前と終業時間帯付近が多い理由も脳が自己コントロールにエネルギーを消費させないことにより注意力や集中力が低下するためという科学的な理由が存在を初めて知り非常にためになりました。上記を踏まえて労働災害を発生させないための作業者の教育を実施していこうと思います。(2023年8月 I氏)
- 本講習は複数ある中の一つのコンテンツということもあり、単体ではそこまで目新しい内容とは感じませんでした。他の講習も受けて効果が発揮されるものと思いますので、次回も機会があれば参加させていただきます。(2022年8月 T氏)
- インストラクターの話にはつらつした元気があったほうがよいと感じた。(2022年8月 I氏)
- とっさの行動特性評価で、自分の意外な特性を知る事ができて良かった。(2022年7月 U氏)
- 自分では気づけない特性を確認できた点は非常に良かったです。(2022年7月 K氏)
- 南川さん(講師)の実体験をもとにした構成となっており、イメージしやすくて良かった。製造現場向けの企画として有効であると感じた。(2022年6月 N氏)
- とっさの行動による事故について、不安全行動を起こす原因、自己管理シート活用による行動特性認識と対処法が理解できた。若年者の行動変容につなげられるだけでなく、管理者がその行動変容を促すようにすることで職場の安全向上を図れるよい教育であると思った。時間も2時間とちょうどよいと思います。(2022年6月 M氏)
- 災害はとっさの行動で起きやすいので、如何に緊急時に正しい判断が出来るか,いつも緊張感を高めておかなければいけない事を再認識できた。(2022年6月 S氏)
- 若年層への教育の重要性を感じた。KKマップと併せて教育するのが効果的であることも分かった。(2022年6月 H氏)
- 人間の行動特性など、本研修において気づく点、改善点が多くあったと感じました。特に、若手の思考に関する内容には初めて気づかされた部分も多く、今後、若手を教育していく上で講習で得た知識を踏まえ教育していきたいと感じました。(2022年1月 K氏)
教室2:考えてから行動しよう!
人間の思考パターンには2通りある。慎重に考えて行動する場合と直観的あるいは本能的行動する場合であり、多くの事故が後で振り返ると「よく考えてやればよかった」反省が聞かれる。
長年の繰り返し作業から形成されたり、同じ職場での作業から思考パターンが固定化してくるとパターン化に陥りやすい。ベテランは作業は早いと言われるのは定型化した経験の蓄積からからである。考えずに行動する割合は9割とも言われている。
そこで、考えてから行動する習慣の重要性を認識してもらい、それを身に着けるきづきを促進するプログラムの需要が生じた。形式でとっさの行動をとったことが原因の事故を題材に3人一組で意見交換し考えてから行動する大切さを深くきづいてもらう。その行動についても話し合う。
所要:90分
- Fast思考とSlow思考について(10分)
- 人間の脳の発達の特徴の説明(10分)
- とっさの行動を起こす原因(5分)
- とっさの行動を防ぐ「あなたならどうする演習」2題(30分)
- とっさの行動特性評価1
- あなたの陥りやすいマイナス感情は何?(15分)
- とっさの行動特性評価2(15分)
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
- 文字書き演習のエクセルの電子版
- あなたならどうする演習の回答用紙の電子版
教室3:注意深くなろう!
注意力には「とぎれる」「それる」「ゆれる」という主に3つの性質があり、それぞれの性質に対応したミス防止の実践的な方法が教育される。その後の未来に注意深くなるとどのように変われるかが話される。
あなたならどうする演習では注意力不足の実際の事例を題材に2課題3人一組で意見交換し、注意力深くなる気付きを促進してもらう。注意力の自己評価を25設問に回答することでご自分がどのタイプかその場でわかり、タイプ別の行動指針が示され、受講者は個人目標を設定し、半年後に振り返る。
既に注意力の判定を実施した事業所における注意力と労災、注意力と年齢の相関についても付録で語られる。
所要:80分
- この教育の意義(5分)
- 注意力の性質とミス防止方法(25分)
- 注意力に関するあなたならどうする演習
- 事例紹介・事例研究含む(30分)
- 注意力の自己評価と目標設定(20分)
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
- 注意力の自己判定用紙エクセルの電子版、
- 注意力の音声ファイルの電子版
- 注意力の行動指針のワードの電子版
教室3 受講者の声💬 こちらをクリック!
- 課題をすることによって、自分以外の人の意見(考え)等も聞けるので良いと思います。(2022年8月 M氏)
- 新入社員に対し、教育することで事故がへると思います。また、管理者になるような人向けに、その段階で再度教育を実施することで、事故をへらせるようになりそうです。(2022年8月 Y氏)
- 演習時間が短いのでもう少し長いとしっかりと考える時間がある。演習前の説明が何をしたら良いのか、いまいち分からずに突然演習が始まるので理解するまでに時間が掛かる。(2022年8月 H氏)
- ゲーム感覚やグループ討議の時間等でお互いにコミュニケーションをとる事が出来て良かった。(2022年8月 S氏)
- 注意力の高めるための教育の方法、意識付けの参考になりました。(2022年8月 H氏)
- 満足した点:「注意力判定試験」により、自分自身と上司が現状の注意力レベルを数値で知ることができ、そのレベルに対する自分自分の改善点と上司の指導方法を学ぶことができ、是非活用したいと思った。(2022年8月 S氏)
- 講師の実体験を踏まえたお話しに共感でき満足しました。討議のする内容の説明をもう少しして頂ければよかったです。(2022年8月 S氏)
- 注意力徳性評価判断シートで自分の注意力に気づくことが出来た。演習で他の人の考え方も共有することが出来て良かった。注意力に種類というか区別みたいなものがあることは勉強になった。(2022年7月 K氏)
教室4:しなやかさを養おう!
フレキシブルな考え方や自問自答力の向上は豊かに仕事を遂行する上で産業界のみならず、すべての分野で必要な能力のひとつである。
しなやかさを高めるとどのような利点があるか理解していただき、しなやかさを向上させる「自己観察法」を3人で演習を通じて体験する。
所要:90分(休憩5分含む)
- Safety IIの考えの応用(5分)
- バスケットボールの思い込み映像(5分)
- しなやかさを高めるには(25分)
- もうひとりの自分との対話「自問自答力」の向上演習 休憩 10 分含む(35分)
- 災害の水平展開に自問自答を応用(5分)
- 事故事例研究1件(10分)
合計85分
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
教室4 受講者の声💬 こちらをクリック!
- ノンテクニカルについて聞きなれないメンバーもいましたが、今年度については要領も理解し理解を深めることができました。(2022年7月 K氏)
教室5:言い出す勇気をもとう!
「ひとこと言っておけばよかった」「知っていると思った」など声さえかけておけば、正しい手順で作業ができ、トラブルが発生しなかったと後悔した経験は誰にでもあるものと思います。
「沈黙は金」ではなくなった。社会心理学の責任の分散や多数の無知を知り、その事例から学び、言い出すことが大切であることを認識できる教材です。
所要:80分(休憩5分含む)
- チームエラー発生のメカニズム(なぜ起こるか)言い出すことの必要性
社会心理学の責任の分散や多数の無知 評価懸念の行動(35分) - 傾聴力と言い出す力の関係
人はなぜ意見や情報を言わないかの理由構造(30分) - テネリフェの事故事例研究1件(10分)
合計75分
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
教室6:きまりを守る大切さ!
順守意識の向上には王道はない。
地道にこつこつと従業員と話し合い・意見交換をし、その気にさせる丁寧な意識改革・横展開を実施し続けることで、「広い意味での安全文化」が向上する。
意識改革につながる規律遵守性の向上で事故が減ると考えます。規律順守性向上の第一歩を踏み出せる教材です。
所要:65分(休憩なし)
- 人はなぜきまりを守らないか・守れないか8パターン(15分)
- 8パターンの紹介と典型的な分布
- きまりを守らなかった告白(25分)
- きまりを守れない・守らない告白(参加者がその場で記入)
- スモールミーティングの実施(やり方の説明含む)
- 某工場各部署の規律遵守性向上の取り組み(10分)
- きまりを守る教育から横串管理の展開までのPDCA
- 規律遵守性の向上のPDCA
- あなたならどうする演習2問(15分)
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
教室6 受講者の声💬 こちらをクリック!
- 「きまりを守る大切さ」この事に改めて考えさせられるとても良い講習でした。この講習を今後の業務に活かしていきたいと思います。大変ありがとうございました。(2022年10月 S氏)
- もう少しゆっくり説明してほしい。(2022年10月 T氏)
- きまりを守れない8パターンでの解析は納得した。(2022年6月 S氏)
教室7:レゴ組み立て演習
「レゴ組み立て」演習は、どのようにすれば良い段取りで仕事ができるかあるいは良い「都度認識合わせ」ができるかについて、参加者に組み立て作業を通じて議論してもらうことを目的として開発した演習です。
ノンテクニカルスキルの第一カテゴリーの状況認識、第二カテゴリーのコミュニケーション、第三カテゴリーのチームワーク及び第四カテゴリーの意思決定が学習対象となり、ノンテクニカルスキルの大部分の要素を総合的に関係させた演習となる。
特に仕事を開始する前の段取りは集団での意思決定の良否に影響する。
目的
(ねらいを変えるといろいろな目的に使える)下記は一例
- 伝える側と受ける側の認識に違いがあり、少しの違いであっても時間が経つと大きな差になること及び仕事をミスなく進めるうえでは事前段取りが重要であることを認識する。
- 認知した情報が集団的意思決定の基礎となるコミュニケーションとチームワークに影響することを知る。
- さまざまなストレスの下にある緊急時には「暗黙裡の協力(implicit coordination)」が必要であるが、この演習の体験、そのプロセスの客観的な観察、およびそのあとの議論を通じて、「暗黙裡の協力」に不可欠な「事態についての共通認識(shared mental model)」の重要性を再認識する。
- 演習の記録を見て、自分自身および自分のグループ(自部署)の特徴を認識する。
- 振り返りではこの演習で得た課題をそれぞれの職場の問題に置き換えて日常の業務に生かす。
演習の目標は、各グループの伝える側に渡されたレゴ組み立て写真を元に伝える側が組み立て側に伝え、制限時間内にレゴ組み立て写真と同じものを組み立てる。プレーヤーは、伝える側2名(1名でもできる)および組み立て職人2人です。したがって、4名か3名で編成する。5名は多い。
お申込み後、教室で使用するレゴブロックとレゴ組み立て写真を郵送しますので、実施はその後となります。教室での演習は受講者どうしは対面となります。
所要:70分
- このゲームのねらい(5分)(別紙は教室終了後送付)
- やり方説明(5分)
- 第一ヒート(10分)(演習の制限時間は7分)
休憩兼作戦タイム(10分)
- 第二ヒート(10分)
- デブリーフィングと発表(30分)
受講人数
受講は2組8名まで(6名でもよいし、1組4名でもよい)
オブザーバーは受講者も含め合計10名になるまでなら2名まで)
受講料に含まれるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版
- 下記ファイル4枚(WordとExcel)
① レゴ組み立て演習の概要書
② レゴ組み立て演習の要領書
③ レゴ組み立て演習の効能表
④ レゴ組み立て演習後の振り返りシート
⑤ 教室で使用した「すぐ使えるレゴ組み立て演習キット」 - 16名(計4組*4人)分のレゴブロック一式及びレゴ組み立て写真一式
※「すぐ使えるレゴ組み立て演習キット」を追加注文希望の方は1式8000円(税別)で承ります。
教室7 受講者の声💬 こちらをクリック!
※レゴ組み立て演習を客観的に観察して感じたことについて話し合い、さらに、それらを通じて得られた新しい見方・考え方が自部署の日常の業務とどうかかわるかどう応用できるかという設問に対しての意見交換後の回答
- 共通認識があることで相手へ伝えやすくなる。
やってほしい作業を伝えるだけではなく、作業の目的や全体像を伝える。
細かいことまで報連相する。
あいまいな表現を避け分かりやすく伝える。(2023年3月 I氏) - 全体感を押さえて、周りと意識のすり合わせをしてから仕事を進めていく大切さを改めて確認することができた。
とりかかり前の準備が成功のカギを握ることを実感した。
安全に関して、リスクアセスメントを入念に実施するなど、様々な想定と検証をして仕事を進めるべきだと感じた。(2023年3月 K氏) - 1回の成功体験を過信せず、現状の仕事の進め方が正しいのかどうかを常に考える必要がある。
行き詰ったときに、焦らず、1つ1つ進めていく、周りと会話することの大切さを学んだ。
ルール化と段取りの重要性を感じた。(2023年3月 T氏) - 自部署でもルール化されていない業務があり、それがミスにつながった事例もある。
ルールに沿って作業することでミスが減らせると思う。(2023年3月 Y氏) - 1から順に仕事をしていくのではなく、まずはじめに全体像をつかむ所から始める。
複雑で時間がかかりそうな所が始めに分かれば、それからやるか、それをやりながら同時進行で簡単なものをつぶすか、等やりやすく無駄のない仕事に運び方ができるのではないかと感じた。(2024年3月 T氏) - 自分が伝わると思って伝えた事が相手に伝わらないもどかしさを感じる。
相手に伝える事がどう説明すれば伝わるか考えて伝える必要がある。(2024年6月 A氏) - 部門内での役割を明確にする。(2024年6月 I氏)
教室8:優先度付け演習
「優先度付け演習」演習は、ある場面が提示され、解決のため個人で決めた優先順位と、チームで決めた順位を比べて見て、自分ひとりで考えた順位とグループ討議後の順位に違いが生じることを認識し、何が原因(おそらく下記のような原因)であったかをグループで振り返ることでその後の実際の業務においての会話や対話の改善に役立てるのをねらいとする。
- 誰か一人の意見が通ってしまった?
- ひとつの意見に対して、誰も「おかしい」と思わなかった?
- 自信が無くて別の意見が言えなかった?
- 善し悪しを議論しないで、「多数決」で決めた?
「優先度付け演習」は「コンセンサス演習」の名称で会話改善を目的としてNASAが開発した演習で、無料で提供されている。ノンテクニカルスキルの第一カテゴリーの状況認識、特に第二カテゴリーのコミュニケーション、第三カテゴリーのチームワーク及び第四カテゴリーの意思決定が学習対象となり、ノンテクニカルスキルの大部分の要素を総合的に関係させた演習となる。 演習後、振り返りシートを作成し、グループ毎に意見交換し、行動目標を設定してもよい。特に確認会話や傾聴力の向上、会話の質向上が目標となる。
- 他人の発言をさえぎらない
- わからないことがあったら、すぐに質問する
- 他人の考えの受容
- 正しいと思われることを話す口調
- 人間関係が結果に反映する場合の対応
したがって、演習の特性上、グループは4名から6名で編成する。
演習時間割
- やり方説明(10分)
- 自分で考える(5分)
- グループ討議(15分)
- グループ発表(5分)
- 正解とのずれ計算(10分)
- 討議の振り返り(15分)
- 応用例(5分)
所要65分(休憩なし)
企業特設講座でなく講師が日時指定の集合開催(複数の会社が参加)となる。
無料対象者
コンテンツ提供教室を一度以上受講された方
送付されるもの
- 教室で使用されたパワポの電子版の一部
- 下記ファイル1枚(Excel)
- 記入用紙
教室8 受講者の声💬 こちらをクリック!
- 研修内で行うグループ討議の課題設定が面白い。今回の課題でも、遭難地から移動するか、留まるかの方針決定は生死をかけた重要な選択だった。方針決定を研修で学ぶこと、実務でなかなか学べない(機会が少ない)ので、役に立つ。(2022年6月 O氏)
- 砂漠からの帰還の演習の手法は、応用すると様々な優先度付け演習に利用できる。活用したい。時間がもう少しあると良かった。(2022年6月 H氏)
- 今思えるのは自分が司会をしたらまず自分の順位付を説明してそれに対する反論などを聞きながらチームの順位を決めていくというような流れで討議をするということですが、あの時に自分が司会をしても自分の意見を押し付けるような気がしてできていなかったかもしれません。会社が違う人間が入ったことで、一緒に討議した方々も遠慮があったかも。(2022年6月 A氏)
- ・満足した。記入用紙を用意すれば良く、非常に展開しやすそうだと感じた。応用もききそうだと思った。付録の「地震発生対応」は良いと思った。
・優先すべきものが何なのか例題を元にその場の状況や条件を含めて順位付けすることで状況の判断力などを身に付けることができたのが良かったと思います。
・グループ討議時間が少し短く感じました、あと5分程度長くして頂くと12問回答出来たのではと思いました。
・リーダーを誰にするかで結果が変わりそうだと思った。どのようにリーダーを決めるか、ルールを作っていましたか?(2022年6月 M氏) - 飛行機事故で砂漠に遭難という緊急時にどう生き延びるかという究極の設定大変興味を惹かれました。
- ・個人のみの考えでは正しい判断に至らなくても、チームとして意見交換と納得により導き出された回答は、正しい方向に近づくという大変興味深い内容でした。
・一人の意見が強すぎても正しい方向に向かう事が出来ないし、皆が意見を言わなければ正しい方向性がみいだせないという、緊急時ならではのスリルを味わいました。
・組織を考えるうえで、重要な気づきを与えてくれると思いました ・緊急時のいろいろなバリエーションをそろえていくことで、あらゆる緊急場面に想定した演習が出来ると感じました。(先生からも工場内での緊急事態の紹介頂いたように)(2022年6月 Y氏) - 緊急時のいろいろなバリエーションをそろえていくことで、あらゆる緊急場面に想定した演習が出来ると感じました。(先生からも工場内での緊急事態の紹介頂いたように)(2022年6月 S氏)
- どんなことでも、限られた時間内で、複数人の意見をまとめることは難しい。ノンテクニカルスキルの要素である、「コミュニケーションとチームワーク」「リーダーシップ」「状況認識」「意思決定」を楽しく学習することが出来ました。(2022年8月 I氏)
- 優先順位づけするための前提が的外れな想定ではなかったので、そこそこの結果が得られ良かった。
今回の演習は空調の効いた環境下で落ち着いて考えられたが、実際に緊急事態が発生したときの心理状態や周囲の状況次第では落ち着いた判断ができるのだろうかと思った。(2024年8月 T氏) - 意思決定前の相談は非常に重要だと感じました。(2024年8月 S氏)
- 今回の講習もそうですが、化学工学会のイベントは参加して楽しいですね。
招待講演なども、様々なジャンルの方が来られて講演されたりと非常に興味深いです。(2024年8月 T氏) - 危機的な状況において、チームでベストな解を導き出すおもしろい勉強でためになりました。
演習事例のような危機的な状況に陥ることは滅多にないと思いますが、今後の有事において活用できるようにしたいと思います。 (2024年8月 W氏) - 演習の時間設定が短めに感じましたが、振り返ってみると短い時間の方が実際の場面(設備トラブル発生時、災害発生時等)に近い状況になるので、良い訓練になったと感じております。(2024年8月 K氏)
教室9:疲労管理
ノンテクニカルスキルは7個のカテゴリーで構成されており、事故調査からは状況認識やコミュニケーションなどのカテゴリーが原因として上位にランクされているが、6番目の疲労管理も健全な意思決定に影響を与える重要なカテゴリーである。
疲れてくると思い込みや規律順守性・注意力などの行動特性が良くない方に変化すると予想される。
又、ノンテクニカルスキル 2.0 の中の要素へも大きく影響を与えるようである。
本教室では、ノンテクニカルスキル 2.0 との関係についても話されるとともに、あなたならどうする演習において、疲労局面での実際の事例を題材に 2 課題 3 人一組で意見交換し、疲労管理の重要性への気づきを促進してもらう。
最後には、疲労への対処の代表的方法を示す。
所要80分
- 危険敢行性・危険感受性・注意力・規律遵守性などと
疲れの関係及びノンテクニカルスキル 2.0 との関係(10分) - 疲労と疲労感と脳の働き(10分)
- 疲労と事故の関係(10分)
- 疲労の影響(15分)
- 疲労に関するあなたならどうする演習2題(25分)
- 疲労への対処(10分) 合計80分
質疑応答
受講料に含まれるもの
教室で使用されたパワポの電子版
お申込み方法・備考
Recordingはご遠慮くださいますようよろしくお願いします。
講習内容は予告なく変更される場合がありますが、ご承知おきください。
お申し込みは、下記メールアドレスまたはお申込み・お問い合わせフォームにて、希望教室をお知らせください。
フォームをご利用の場合は、お問い合わせ内容欄に希望教室をご記入ください。
連絡先:化学工学会安全部会 南川 scej-minamigawa●ozzio.jp
※●印を@に変えて下さい。